菅官房長官が、携帯会社の電波使用料を値上げ発言。だったら電波利権のNHKはスクランブル化か解体で

政治

菅官房長官が昨日のテレビ番組で、携帯の使用料金が下がらないのなら電波利用料金を上げるとのニュースが話題になっています

(NHK)

“電波利用料引き上げも必要” 菅官房長官 携帯電話事業で | NHKニュース
【NHK】携帯電話の料金について、菅官房長官は13日民放の番組で、大手3社による寡占状況が続いているとして、各社の価格競争が十分に…

電波利用は何も携帯会社だけが恩恵を受けているわけではなく、NHK含む地上波も受けています。

というわけで、今回はこの電波利用料金と国からの補助でとんでもなく恩恵を受けているNHKにスポットを当ててお話しします。(一部過去記事)

NHKにテレビ番組のインターネット常時同時配信を認める改正放送法が5月29日の参院本会議で、与党などの賛成多数により可決、成立しました(産経新聞)。これによりNHKは、本年度中にネット向けの新サービスを始めることができることになりました。

放送と通信の融合は結構なことですが、正直なところNHKはその前にやることがあるのではないかと思うのです。

改正放送法の成立により、テレビを持っていない若者世代もスマホさえ持っていれば受信料を徴収されるのではないかとの懸念も生まれています。もとをただせば、そもそも現在のNHKの受信料に国民の多くが納得していません。

NHK渋谷放送センター(アゴラ編集部撮影)

2012年の産経新聞の調査によれば、「NHKの地上波放送はスクランブル化を導入すべきか」という問に対し、88%が「Yes」と回答をしている(TOPIC NEWS)。

88%という数字はおよそこの手のアンケート調査では類をみない高さであり、国民のほとんどは、現在のNHKの受信料に納得をしていないと言えます。

納得していない理由は、「スクランブル化して、番組を見たい人が受信料を払うべき」「テレビ受像機を持っているだけで受信料を徴収する今のNHKのやり方に納得できない」「見たくもない韓国アイドルを放送されるのは納得いかない」との声があげられています。

さらに言えば、NHKの受信料の徴収の仕方にもかなりの問題点があります。

例えばオートロックつきのマンションの玄関を居住者と一緒に入って来たり、新聞記者よろしく、夜討ち朝駆けで訪問しているケースもあるといいます。下請け業者が行っているのでしょうが、コンプライアンス上、NHKも責任がないとは言えないでしょう。

NHKの受信料収入が7000億円を超え、5年連続過去最高になったことが報道され(産経新聞)、これに先立ちNHKは受信料を2020年から地上波で59円値下げすることを決めましたが(朝日新聞)、7000億円の受信料収入に対して不満を抱える国民に対しては、焼け石に水のような感も覚えるのではないでしょうか。

この受信料収入の増加は2017年12月6日に最高裁で出た判決も影響をしています。この判決で「放送法は受信設備の設置者に対して受信契約の締結を強制する旨を定めた義務規定」であると認められました。

しかし、一方で、NHKに「公共放送の役割を丁寧に説明し、受信料を支払う意味を理解してもらうよう不断の努力」を求め、「受信契約が未確定の段階で徴収するのは適当ではない」という指摘もされました

このようなNHKに対する国民の不満を解決する手段がスクランブル放送です。2012年からアナログ放送からデジタル放送に移行して、技術的にはスクランブル放送は可能になっています。

WOWOWやスカパーなどは、見ようとしても料金を払っていないと画面は映りません。

NHKの地上波も同じように未払いや未契約者にはスクランブルをかけて映らないようにすれば良いだけです。たったこれだけ。

ライフラインと言われる水道、ガス、電気でさえ料金を支払わなければ止まります。NHKができない道理は絶対にありません。

「なぜスクランブル放送にしないのか」の質問に、NHKはこう答えています

答えを見ると、「いつでも、どこでも、だれでも、分けへだてなく提供する役割を担っているから。公共放送だから」という、放送法上公共放送の役割を担っているからとの回答が多い。

しかし、たとえば「緊急災害時には大幅に番組編成を変更し、正確な情報を迅速に提供する」というような答えは、はっきり言って詭弁にしか思えません

そもそも、非常時には有線で繋がっているテレビよりもネットの方が有効であるし、災害時に必要ならスクランブルを解除すれば良いだけの話しです。

回答の中に「スクランブルを導入した場合、どうしても『よく見られる』番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう「健全な民主主義の発達」の上でも問題がある」というものがあります。

NHKが健全な民主主義の発達に貢献していたとは驚きだし、この言葉自体はなはだ不遜にしか聞こえない

NHKがいくら視聴者に多様な選択肢を提供したとしても、興味のないものを見るわけがない。

この簡単な解決方法を選択しようとしないのは、NHK自身が視聴者離れで収入が減るとわかっているからではないか。

NHKは国民の約9割の「スクランブル放送にすべし」という声に真摯に耳を傾けて、スクランブル放送を実現すべきだし、菅さんにはぜひNHKはもちろん、地上波にもメスを入れてもらいたい。