こんにちは。
ジャパネットたかたといえば、なんと言っても創業者の高田明元社長が有名ですが、今日はその息子さん、高田旭人さんについて調べてみました。
息子さんは現社長
旭人さんは創業者の高田明さんの息子であるとともに、現在の社長です。プロフィールはこちらです。
・1979年、3人兄弟の長男として誕生で現在41歳。母の「子供は早く自立させたほうがよい」という教育方針から福岡県久留米市にある中高一貫校久留米大学附設中学校・高等学校へ進学し、親元を離れ寮で暮らす。
・1年浪人した後、東京大学理科二類に入学し、教養学部へ進学・卒業。
・2002年、野村證券に入社後、アメリカ留学。
・2003年にジャパネットたかたに入社、販売推進統括本部長、商品開発推進本部長などを歴任。
・2015年1月に社長に就任。
東大→野村証券→アメリカ留学→父の会社入社→社長と、経営者の王道を極めている感じです。
なお、先代とは異なり、自らショッピング番組には出演しない方針。明社長が自分を全面に出す経営手法なら、息子さんの旭人社長は後方から改革し会社を発展させていくやり方です。
就任時の会見では、「思ったより早いタイミンングで身の引き締まる思い。お客様の期待を裏切らないように社員とともに頑張る」と述べていました。(TOKYO MX)
ジャパネットたかたという会社
「株式会社ジャパネットたかた」は、創業者の高田明氏が父親のカメラ会社を継いだところからスタートし、たった一人で立ち上げた会社です。
当時の常識を全く覆す通信販売という分野で力を発揮しています。今でこそ、テレビをつけるとどこでも通販番組を放送していますが、高田氏はそのパイオニア。
商品を説明して売るということを最初に初めた人です。最初はラジオ通販、当時の常識を逸脱した売り方に周囲の反対を押し切って始めたが、これが大ヒット。自宅の電話は鳴り止まず、注文は次から次へ。
そんな高田明氏創業のジャパネットたかたは、今は押しも押されぬ大企業へ。テレビ通販では業界第四位。
(画像:ホリエモンチャンネル)
そして、売り上げは右肩上がり。
(出典:ジャパネットたかたHPより)
旭人社長「テレビ通販はオワコンではない」
社長に就任してからは、経営手法にも磨きをかけており、売るべき商品を取捨選択して、なんと93%の商品の扱いをやめたのです。そしてさらには、BS放送へ進出。
「BS Japanet Next」として、2021年の開局、放送開始をめざしています。
「BSについては通販は総務省の規定で3割しかできない。僕らがやりたいのは地域の散歩番組とかそこからHPに誘導したい。考え方を伝える番組を作っていきたい」と話しています。
ちなみに、ホリエモンチャンネルでホリエモンから、「テレビ通販は情弱ビジネス。もうオワコンでは?」と突っ込まれた時も、
「チャネルにはこだわらない。通販はどのチャネルでも伝えてもいいし、テレビの通販は落ちていない」と明確に回答。
「確かにシニア層は買うが、ターゲットはシニアではない。自分でいいものを書いたいが、いちいち調べるのがめんどくさい人に買ってもらって後悔させない」
Amazonとの差別化についても
「Amazonでは扱っていないものがある。設置サービス、説明サービスをしている。Amazonが他機種やっているが、1機種40万台を買い取っている。絞っていてそこを尖らせるコンセプト」
という経営方針を明確に示しています。
見るからにクレバーな感じの旭人社長。これからジャパネットの発展に期待です。
・ジャパネットたかたが「むりょう」の発音についてのエントリーも併せて読んでいただけると幸いです。


(アイキャッチ画像:朝日デジタル)