横浜DeNAベイスターズ、山﨑康晃(ヤスアキ)投手はなぜ打たれるのか、データで検証してみた

横浜ベイスターズ

今シーズン、横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手は絶不調です。
序盤は悪いながらも6セーブを挙げたものの、その後も調子は上がらず7月29日に中継ぎに降格し、10/8にはついに登録抹消されてしまいました。

(デイリー)

DeNA・山崎が2軍降格 不振での抹消はプロ入り初(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 「巨人-DeNA」(8日・東京ドーム)  DeNA・山崎康晃投手が出場選手登録を抹消された。不振での2軍降格はプロ入り初となる。  不動の守護神としてこれまでチームを支えてきた右腕は今季、開幕

39試合に登板し、0勝3敗、6セーブ、防御率5.84の成績でした。

前のエントリーで、原因はツーシームが落ちないことと指摘しましたが、今日はデータで検証してみたいと思います。

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今シーズンの山﨑投手の成績

山﨑康晃(ヤスアキ)投手の過去6シーズンの成績ですが、今シーズン特に悪いのが、防御率とWHIPです。

WHIP(Walks plus Hits per Inning Pitched、「投球回あたり与四球・被安打数合計」)とは、投手の成績評価項目の1つで、1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値。与四球数と被安打数を足した数値を投球回で割ることで求められます。つまりは1回投げるたびに何人自己責任のランナーを出しているか、という数値です。

この数値のうち、特に与四球率は2016年についで悪く、与安打率は過去最低の数字になっています。
さらに、三振奪取率も過去最低の数字となっています。

ここから考えられる仮説は、ボールが多くなり四球を出す。ボールが多くなることにより、カウントが苦しくなって甘いところに投げざるを得ず、痛打されるということです。

この仮説を、山﨑康晃(ヤスアキ)投手が投げたボールのデータを見て検証してみます。

赤い色は多く投げた箇所、黄色→緑→青にいくに従って少ない数になっていきます。(赤枠はストライクゾーン)

(出典:Baseball LAB)

これに、左右打者との対戦成績を重ねてみます。

(出典:Sports navi)

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右打者に打たれる山﨑康晃(ヤスアキ)

右打者の被打率は.359、左打者の被打率は.252と、左打者にはそれほど打たれておらず、右打者に1割以上も多く打たれています。

右打者に対して最も多く投げているのは外角低めですが、ほとんどがボールです。左打者に対してはインコース低めに最も多く投げていますが、ストライクとボールが半々です。

つまり、右打者に対して投げた外角のボール、(球種は分かりませんが、多分ツーシームが多いのだと思います)が見極められる。そして、高めに投げて打たれるということです。

さらに、特に右打者のインコースの中から高めにはほとんど投げていません。

右打者は、インコースは全く意識せず、そして、低めにきたボールは全て見逃し外側の甘いボールだけを待つことによってヒットの確率がかなり高まります。

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打開策はこれだ

よって、山﨑康晃(ヤスアキ)投手は、

右打者に対し、インコースにストレートを投げてのけぞらせ、アウトコース低めのストライクゾーンにツーシームを投げ、空振りを取って抑える

というのは簡単なのですが、言うは易しで、原因はそれだけではないように思います。山﨑康晃(ヤスアキ)投手のボールはセーブ王を取った昨年、一昨年と比べるとストレートは5kmほど球速が落ち、ツーシームは落ち具合が明らかに緩やかになってしまっているように思います。

要はそこに投げたとしても見極められてしまうということなのかもしれません。

ぜひ2軍で体を絞って球速を取り戻し、インコースをつきつつ、アウトローに投げられれば来年もセーブ王間違いなし!と世界の真ん中で愛を叫んで、終わります。