突然ですが、この問題は解けますか?
これはPIAAC(ピアック)といって、OECD(経済協力開発機構)が実施した「国際成人力調査(PIAAC)」の問題の1部です。ちなみにこれはレベル1-5あるうちのレベル3の問題です。
PIAACの概要は以下のとおりです。
*16歳から6 5歳の成人を対象として、社会生活において成人に求められる能力のうち、 読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力の3分野のスキルの習熟度を測定する とともに、スキルと年齢、学歴、所得等との関連を調査。
*OECDが実施する国際調査であり、今回が初めての実施となる。
*24か国・地域において、約15万7千人を対象に実施。
つまりは、各国の国民がどのようなスキルを持っているかの調査です。平たく言えば、どの国の国民が優れているかいないかって感じです。
レベル4の問題はこんな感じです。
この結果は興味深いものだったのでご紹介します。
「結果ハッピョーーーッ!」なんと日本人は読解力、数的思考力の2分野において参加した24か国中の1位!。世界でも極めてスキルが高い、能力が高い持っている国民だったのです。ところが驚きはここから。
レベル3の問題はなんと日本人の半分以上ができなかったのです。しかもそれで、日本が世界1位なんですよ、世界1位。レベル4にもなると日本人の2割しかできなかった。OECD平均でなんと1割のみ。レベル4といっても、まったく難しいわけではなく、文章を読めばわかる問題です。(上記グラフがレベル4)です。でもそれができる人は日本中で2割しかおらず、世界でも1割。何故なのか。
人は文章が読めないのです。言っていることがわからないのです。上記グラフで言えば、「①1970年、②6割を超える、③メキシコ人男性」が何を言っているかわからないのです。衝撃です。①から③を順番にグラフに当てめていけば、答えは出るのです。
「日本人のおよそ3分の1はまともに日本語の文章を読めない」
「日本人の3分の1以上は小学校4年生以下の数的思考力しかない」
「パソコンを使った基本的な仕事ができるのは日本人の1割以下」
という現実です。
いま、コロナが流行っていて、巷ではとんでもない疫病レベルと大騒ぎしていますが、数値をみれば、インフルエンザどころか風邪にもならない、クソみたいな病気だと理解できるはずなのです。
エビデンスはこちら人口100万あたりの死者数
アメリカ 300
イタリア 550
フランス 450
イギリス 550
ドイツ 100
日本 7
ベトナム 1
カンボジア 1
タイ 1
インドネシア 5
インド 4
マレーシア 4
シンガポール 4
韓国 6
ラオス 0
中国 4
はっきり言ってアジア人に免疫があるとしか思えないけた違いの数字。2倍や10倍というならまだしも、100倍の差を健康意識の差に求めて日本万歳。だったら他のアジア諸国はどうなのよと。
・コロナだけにゼロリスクを求める不思議
インフルエンザの死亡者数は年に約1万人、結核は約2千人、C型肝炎は約2.5千人、交通事故死者数は約3千人、家庭の浴槽で溺死する人は約1.9万人となっておりコロナで亡くなった人よりもはるかに多い。政府はコロナでは絶対に1人も死なないような施策を打とうとし、国民はそれに賛同(4/7の緊急事態宣言が遅すぎたという人が8割、5/6の延長に賛同した人が8割)する。
なぜか?数値が読めない以前に日本語が読めないレベルだからなのです。