新しい生活様式とは人間的な生活をやめろということ

コロナ

何やら政府から、新しい生活様式というものが出ているらしいのだが、よくよくみるとそのアホらしさに笑ってしまうレベルなので紹介します。

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新しい生活様式とは

厚労省は5月4日、新しい生活様式なるものを公表した。それによれば、「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージできるよう、日常生活の中での実践例をお示しする」とのことで、具体的に守るべきことが詳しく書いてある。

この中で、うがい、手洗いの励行やこまめな換気あたりはまだわかるが、「人との会話は2m離れる、会話は真正面を避ける、帰省や旅行は控え、出張は最小限」は、耳を疑う。そして細かい「実践例のお示し」はまだ続く。主なものを抜粋すると。

「買い物」は通販も利用、1人または少人数ですいた時間に、レジに並ぶときは、前後にスペース。「娯楽・スポーツ」は公園はすいた時間、場所を選ぶ、筋トレやヨガは自宅で動画を活用、すれ違うときは距離をとる、狭い部屋での長居は無用。「歌や応援」は、十分な距離かオンライン。

「乗り物」では、会話は控えめに。「食事」は持ち帰りや出前、デリバリーも、大皿は避けて、料理は個々に、対面ではなく横並びで座ろう、料理に集中、おしゃべりは控えめに、お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けてる。「名刺交換」はオンラインで。「冠婚葬祭などの親族行事」は多人数での会食は避けて、発熱や風邪の症状がある場合は参加しない

正直呆れる。「食事は大皿ではなく個々に、対面ではなく横並びで食べる、料理に集中、おしゃべりは控えめに」に至っては言葉もない。冠婚葬祭にまで口を出すに至っては一体、どこの共産主義国家か、日本はいつから人治国家になったのかと思う。

そもそも生活様式とは、個人の態度・生き方・価値観を反映するものである。それをひとまとめに、こういう風に生活しろというのはかなりの違和感を覚える。

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まじめにやれば企業は潰れる

もっと言えば、もしこれを国民が真面目に実践すれば「旅行は控える」で旅行会社が、「応援は距離を取れ」でイベント会社、スポーツ業が、「料理に集中・会話は控えろ」で飲食店が、「買い物は通販を」で小売店が、「筋トレやヨガは自宅で」でスポーツジムやヨガ教室の多くが潰れる。

会話を控えて飲食をするのならば、居酒屋という居酒屋は日本から消えてなくなる。会食とは親睦を深め、親交をあたためあうことが目的で、黙って食事や酒を飲むためにするものではないからだ。

政府のやることは、こういうようなひたすら我慢を強いることを喧伝ではなく、自粛した先の明るい未来を示すことにあるのではないか。

何ヶ月先にはコロナ禍が収まり、普通に生活できる日が来るという道を示すことではないのか。現時点の数値(死者数763人(5/18))からすると、正直コロナは風邪に毛の生えたようなものであるが、このままではこのコロナ狂想曲が終わる時、死屍累々の「経済での」犠牲者が横たわってしまうことになりはしないか。

*コロナ禍で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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